従来から建設業はきつい・汚い・危険といわゆる3Kと言われてきました。これに加えて給料が安い・休暇が少ない・かっこ悪いの６Ｋなどとも言われています。さらに、怖い・素行が悪いなどとあり、もう、踏んだり蹴ったりです。こんな悪いイメージばかりですと現場で汗を流して働く社員たちが気の毒で仕方がありません。自分自身もそうですし、何よりもいつも応援してくれる家族が悲しい思いをしてしまいます。
ましてや、自分の子どもには建設会社に就職させたいとはだれも思わなくなります。
建設業の担い手不足が叫ばれて久しい現在、業界はもとより弊社稲葉興業株式会社が社会から信頼を得て、就職を希望される人々に選ばれるつづけるために、私はこれらの建設業に対する悪いイメージをぜひ払拭させたいと思っています。

悪いイメージばかりが先行する建設業ですが、一方で社会にとって建設業はなくてはならない存在です。人々が豊かに便利で快適な生活を送るためには、建物をはじめ道路などの交通インフラ、水道、下水、電気、ガスなどのライフラインの整備は欠かすことができません。また、近年多くの被害をもたらす大雨や地震などの大規模災害に備えて、災害に強い安全な国土づくりは急務な課題となっています。
長年、建設業に携わる者として、このように社会に貢献する仕事に従事できることに日々喜びを感じています。

『道路ができて便利になった』、『法面が整備されて安心した』など多くのお客様からのこうした言葉をいただくたびに、工事現場での苦労も忘れ、
私たちは生きがいと誇りを感じることができるのです。
大雨の時も、大雪の時も、地震の時も、火事の時も、ひとたび要請があればまっ先に駆けつけ、暮らしの安全を守っています。この先も、必要とされる企業としてありつづけたいと思っています。

■東日本大震災と救命・救援ルート確保、復旧への記録「忘れない。」
https://www.thr.mlit.go.jp/sendai/oshirase/wasurenai/img/paneldata.pdf

■東日本大震災の記録をいつまでも「忘れない。」

自分の家族に不安があれば安心して生活を送ることが難しい。同じように会社を家族にたとえた場合、社員に不安があれば良い仕事は決してできないと考えています。
働く社員が健康で幸せでイキイキと輝き仕事に集中できる環境を作ることが必要です。
社員が不安になっている様々な要因を分析し、ひとつひとつ取り除いていく取り組みをしていきます。これは先に挙げた建設業に対する悪いイメージを改善していくことも含まれます。
愛情をたっぷりかけて育った子どもは人にやさしくできる。人にやさしくできるということは、相手の気持ちに寄り添える、相手の立場に立って相手を理解する力があるということです。
社員を大切にすることで、安心感と幸福感が育まれ、お客様の立場に立ったより良いサービスを提供することができるようになります。
『人々に愛され選ばれつづける企業』であるためには、第一に社員を大切にすることからはじめる経営をしていきます。

結果は必ずあとからついてくるものと信じて。